February 09, 2004

!K7レーベルが“NO copy protection”ロゴ

!K7 Records launches "NO copy protection" logoいわしげ オン・ザ・フロア
NO copy protection logo
ベルリンのレーベル!K7が、今後リリースする作品に「NO copy protection」ロゴを付けるそうです。何だかいい事言ってるのでまた訳してみます(^^)
やっぱテクノとかクラブミュージックに関わってる人々は、これから音楽がどんな風に楽しく使われていくかってのが見えてる人が多いみたいですよね。それに対して、「勝手にそんなことされちゃ困る」って旧体制派が踏ん張ってるみたいな図式。
!K7レコードは「NO copy control」ロゴを放ちます。
音楽に対する敬意を呼びかけるために。

あなたは音楽に対してどんなことをしても良い。 あなたは音楽を1回、2回聴いても良いし、好きなだけ聴くこともできる。 あなたはそんなふうに音楽を一人で聴いてもいいし、友達と一緒に聴いてもいい。 あなたはお気に入りの音楽をプレゼントにしても良い。 そして恐らくあなた自身、音楽をプレゼントされることもあるだろう。 あなたが聴いたことの無かった音楽や聴くつもりの無かった音楽に、ふと出くわす事もあるだろう。 昼間のレコードショップや、家庭で、またクラブの夜に、あなたは音楽について語らってもいい。 音楽は文化です。そして、文化は人生です。
ん〜、まるで詩のようですね。 さらに続きます:
これが今から!K7のリリースに新しい「NO copy protection -respect the music」ロゴを付ける理由です。 このロゴは、あなたがCDを購入し、それを好きなように使っていいということを明確にします。 そしてまた、それゆえに、本当に良い音楽は敬意を持って扱われるという特権を与えられるということも明らかです。

「NO copy protection」ロゴは買い手とレーベルの間の相互信頼を示しています。 相互のギブ・アンド・テイクといういにしえの歌は、 「コピープロテクションはリスナー間の結びつきを殺してしまう」という一節を加えました。 そして「NO copy protection」は新たなコーラスを加えます。 それを尊重する人々のみが、また尊重されるのです。 音楽は貴重品です。 音楽を愛する人々は、その度合いに応じた扱いをします。 信頼が大切。 それ以上によいことなどありません。
いや〜なんだか原文が詩的なので、訳はあやふやですが、とっても素敵です。

!K7レーベルに関してはbounceさんの記事が分かりやすいです。良質のテクノ、クラブミュージック系レーベルですね。サイトのほうでは!K7 radioなんていう所属アーティストの60分MIXが聴けるページなんかもあるんで、気になった方はぜひ。

P.S.訳がちと間違ってたんで直しました。すんません@夜。

040211追記:
なんかこのエントリーのおかげで一昨日、昨日は普段の倍ぐらいのアクセス数になってる模様です。それだけ元のメッセージに人々の心を動かす力があったんでしょうね。(^^)
・いち早くトラバって下さった小野島さん:ぜひ下記のリンク先をご覧になってください。僕もNEW WAVEトリビュート、普通のCDだったら買うと思います。
・関西で音楽ライターやってらっしゃるMISS.ディートリッヒ智代女史:ライターさんにも取り上げていただいて嬉しいです。リスナーたちの気持ちを業界の方々に伝えてあげてください。
音楽配信メモさん:取り上げて頂いたおかげで爆発的にアクセス増えました。このエントリーは多くの人の目に触れて欲しかったので嬉しかったです。
・昨日はミュージックマシーンさんからのリンクがトラフィックの大半でした。でもどんなリンクだったのか見逃してしまいました、すんません。でもってありがとうございました。
Ginger does 'em all さん:著作者にはプロテクションの仕組みを選ぶ権利もあります。どちらが本当にリスナーまで届けるのに適切なのか?それを決めていただくだけです。
・涙が出そうになったOUT OF FOCUSさん、泣いてしまったカッツェにしやがるページさん:音楽って本来楽しいものだと思うのに、こんなロゴや声明で泣きたくなっちゃうような今の状況って僕もおかしいと思います。
・このロゴの趣旨に賛同してロゴをバナーにしてしまったWoodenshipsさん:いいアイディアだと思うので、僕もやってみました。後で!K7に認可を取っておこうかな。
・その他:のんきな日記さんマッスルノートさんnari's diaryさんiPodStyleさん2ch:【CD】「低価格CDで国内の音楽産業が壊滅…スレの429さんピアノといえばさんL' ecume des joursさんくにたちバロックアンサンブルさんBWKのダメな大人の作り方さん無責任なニックさんdownward spiral -diary-さんlife with technoさんhikoichi 備忘録さんいかんともしがたいさんなんか:かんがえて-2さん日刊 しっぽり志向さんソウル・パイシジャンさん¥ay日記さんBEE-HIVEさん閣下の日記さんPeach Styleさんdaily electronika関心空間さん束の間の幻影さんSUMMER VACATIONさんTECHSIDE ヒトリ板さんテキトーログさんNo! CCCD Diaryさん短絡嗜好さんIt's just another ORDINARY DAYさんKens Lifeさん、で、最後にairoplane.netさんリンクありがとう。今日はairoplane.netさんからのrefが増えそうですね…
・なにより、ドイツ語の記事から元ネタをひろってくださったいわしげオン・ザ・フロアさんありがとうございました。
・他にもあると思いますが、拾い切れなかったページの方ごめんなさい。でもありがとう。
by CAB at 04/02/09 01:28
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Comments

お、銀河のほとりさんじゃないですか。今回は災難でしたね。

庶民の唇から歌声を奪い去っていくような方法でしか、「音楽文化の振興」が出来ないのだとしたら、そんな腐ったやりかたしか出来ない団体に、集金を委託している音楽家・ミュージシャンもみんなクソだと思います。

内部から浄化できないなら、業界もろとも滅び去ってほしいと思いますねぇ。

by cab on 04/07/22 23:33

音楽をイツモお金に換算しなければならないのは、悲しすぎます。
たくさんのアーティストが賛同して、どんどん活躍してくれるとすてきですね。

by 銀河のほとり on 04/07/22 12:18

お世話になっております。今さらですがトラックバックさせていただきました。ありがとうございました。

by ヒデービス on 04/02/26 21:52

遅ればせながら、昨日自分のサイトのBBSでこちらのページを紹介させていただきました。
この記事が拝見できて本当に良かったです。
訳していただいてありがとうございました。

by みやもり on 04/02/23 02:07
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